奄美大島ってどんなところ?これだけは押さえておこう!奄美観光の基本情報

奄美群島は、鹿児島と沖縄のほぼ中間の海上に浮かぶ島々です。奄美群島と周辺海域は「奄美群島国立公園」として2017年に指定された日本で最も新しい国立公園になっています。奄美群島は、豊かな自然と貴重な固有種などの生物と、島ごとに個性的な魅力があり人気の観光エリア。今回は、奄美観光の基本情報をご紹介します。

奄美群島ってどんなところ?奄美の島々の魅力

奄美群島は、鹿児島県の南380~580㎞の海上に浮かぶ、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島、加計呂麻島、請島、与路島の8つの有人島を中心に構成されています。亜熱帯の温暖な気候に育まれた豊かな自然と島ならではの美しい景観が魅力で、島々には希少な固有種や珍しい動植物が多く見られます。最近では、島々を飛行機で巡るアイランドホッピングも人気。そこで主な島の魅力をご紹介します。

奄美群島を一望

奄美大島

「奄美大島」は、奄美群島の中では1番大きな島で周囲はおよそ461㎞あります。日本の離島としては佐渡島に次いで2番目の大きさです。島には約58,000人が住んでいますが、島の大部分の森が自然のままの手つかずで残されていて、森の中にはアマミノクロウサギやルリカケスなどの固有種や絶滅危惧種が生息しています。

奄美大島には飛行場があり、羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、福岡空港、鹿児島空港から航空会社各社が直行便を出しています。島へのアクセスが便利で、島内はレンタカーやバス、タクシーなどを使って移動できるので、初めて奄美群島を観光される方は、まず奄美大島を楽しむのがおすすめです。

飛行機内から撮影した奄美大島

羽田空港から(JAL)

  • 1日1便
  • 所要時間:約2時間15分
  • 料金:18,000~52,000円

外部リンク:東京(羽田)発 → 奄美大島着の飛行機・航空券予約 – JAL国内線

成田空港から(peach)

  • 1日1便
  • 所要時間:約2時間40分
  • 料金:5,990~39,290円

外部リンク:奄美行き格安航空券 飛行機(LCC)予約やおすすめ情報をご紹介 | Peach Aviation

伊丹空港から(JAL)

  • 1日1便(夏休みや年末年始のみ1日2便)
  • 所要時間:約1時間50分
  • 料金:7,600円~40,000円

外部リンク:大阪(伊丹)発 → 奄美大島着の飛行機・航空券予約 – JAL国内線

関西空港から(peach)

  • 1日1便
  • 所要時間:約1時間50分
  • 料金:4,790円~32,990円

外部リンク:奄美行き格安航空券 飛行機(LCC)予約やおすすめ情報をご紹介 | Peach Aviation

福岡空港から(JAC)

  • 1日1便
  • 所要時間:約1時間15分
  • 料金:9,800円~36,000円

外部リンク:福岡発 → 奄美大島着の飛行機・航空券予約 – JAL国内線

鹿児島空港から(JAC)

  • 1日8便
  • 所要時間:約1時間
  • 料金:10,000円~25,000円

外部リンク:JAL | 早割なら先得! – 国内航空券がおトク!

鹿児島空港から(スカイマーク)

  • 1日2便
  • 所要時間:約1時間
  • 料金:3,600円~20,000円

外部リンク:スカイマークの国内格安航空券・飛行機予約|トラベリスト

世界遺産登録

美しい自然が残されている奄美群島ですが、中でも奄美大島と徳之島は世界的にも希少な亜熱帯の森に、アマミノクロウサギをはじめとした多くの固有種が生息しています。奄美大島と徳之島に生息する両生類の約90%、そして陸生哺乳類と爬虫類の約60%はここでしか見られない生物なのです。かねてから日本はこの地域を世界遺産に推薦していたものの、2018年には「生態系の持続可能性に重大な懸念がある」と評価され、いったん登録は延期に。しかしその生物多様性は評価され、問題点が改善されたことで2021年7月にこの2つの島は沖縄県北部・西表島とともに世界自然遺産に登録されました。

奄美大島の雄大な自然が世界遺産登録

喜界島

奄美群島の最も北東に位置する「喜界島(きかいじま)」は、サンゴ礁が隆起してできた周囲約48㎞ほどの小さな島です。平坦な島の中央部の標高203mには、約700ヘクタールの広大な隆起珊瑚礁高台地の「百之台」が広がります。百之台の展望台から見下ろす、エメラルドグリーンの海とサンゴ礁の美しい景色は、奄美十景の一つに数えられ人気の観光スポットとなっています。

喜界島へのアクセスは、鹿児島または奄美大島を経由して飛行機かフェリーを利用します。島内の移動には、路線バス、レンタカー、タクシー、レンタサイクルなどの方法があります。路線バスは3路線あり、島内観光には1日に何度でも乗り降りできる「1日乗車券」がおすすめです。

徳之島

「徳之島」は、奄美群島の中では奄美大島に次ぐ大きさの島で、奄美群島のほぼ中央に位置しています。隆起したサンゴ礁が長年に渡って浸食された断崖がある「犬の門蓋(いんのじょうふた)」や「犬田布岬」など独特の景観を見ることができます。徳之島は、闘牛が盛んな島。約500年もの歴史を持つ闘牛は、徳之島の文化の一つでもあります。

徳之島へのアクセスは、鹿児島または奄美大島、那覇空港を経由して飛行機かフェリーを利用します。那覇空港から飛行機を利用する際には、沖永良部島経由となります。島内の移動には、路線バス、レンタカー、タクシー、レンタサイクルなどの方法があります。なお路線バスの一部区間はデマンド運行で予約が必要です。

沖永良部島

「沖永良部島」は、奄美群島の南西部に位置する隆起サンゴ礁の島です。年間気温22℃と1年を通じて温暖な気候で、エラブユリやフリージアなどの花の栽培が盛んです。全長3500mもある鹿児島県指定の天然記念物「昇竜洞」など、200~300もの鍾乳洞群が点在していることから「花と鍾乳洞の島」と呼ばれています。

沖永良部島へのアクセスは、飛行機を利用する場合は那覇空港か鹿児島空港から、フェリーを利用する場合は那覇港から移動するのが一般的です。島内の移動には、鹿児島または奄美大島、那覇空港を経由して飛行機かフェリーを利用します。島内の移動には路線バス、レンタカー、タクシー、レンタサイクルなどの方法があります。路線バスを利用する場合には「1日乗車券」がお得です。

与論島

「与論島」は、鹿児島県の最南端、沖縄本島から約23㎞と奄美群島の中では最も近くにあります。周囲約23㎞の小さな島ですが、「百合ヶ浜」や「大金久海岸」など60もの白い砂浜とサンゴ礁に囲まれた美しいビーチがたくさんあります。

与論島へは鹿児島・奄美大島・那覇から飛行機が毎日就航しています。また、那覇・鹿児島からフェリーを利用することもできます。島内の移動には路線バス、レンタカー、タクシー、レンタサイクルなどの方法があります。島内を一周する路線バスには、お得な「2日間乗り放題チケット」もあります。

奄美でおすすめのアクティビティ

奄美群島観光では美しい景色を観るだけでなく、豊かな自然の中で遊んだり貴重な生き物を観察できるアクティビティや島の歴史文化に触れる体験など、さまざまな楽しみ方があります。

奄美大島で豊かな自然の中で遊んだり貴重な生き物を観察できるアクティビティ

自然を楽しむアクティビティ

自然が豊かな奄美では、さまざまなアクティビティが楽しめます。海ではダイビングやシュノーケリング、シーカヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)、フィッシングなどのマリンアクティビティが人気。シュノーケリングではウミガメや色鮮やかな熱帯魚と一緒に泳ぐことができます。また、12月~3月には子育てのために奄美近海にクジラが訪れることから、ホエールウォッチングも楽しめます。

おすすめスポット①倉崎海岸

日本で初めて発見された隕石孔である「奄美クレーター」にある倉崎海岸は、白い砂浜と澄んだ青い海の対比が美しい幻想的な海岸です。波が比較的穏やかなため、お子様連れの方にも安心なスポットで、海水浴やキャンプを家族で楽しむのにも適しています。ビーチに近いところでサンゴ礁やその周囲に生息する魚を観察することができ、海水浴、ダイビング、シュノーケリング、ウィンドサーフィンなどを楽しむ人でにぎわいます。

おすすめスポット②大浜海浜公園

観光客に人気なだけでなく、地元住民にとっても憩いの場である大浜海浜公園。ソテツやガジュマルなどの亜熱帯植物が見られるほか、ウミガメの産卵スポットとしても有名です。バーベキューやキャンプ場もあり、海水浴はもちろん様々な楽しみ方ができます。日中に海でのアクティビティを楽しむのもよいですが、夕暮れに訪れると感動的な夕日を堪能することができます。公園内にある奄美海洋展示館は、ウミガメや熱帯魚が泳ぐ様子を観察したり、サンゴの生態を学んだりできる充実した施設です。

外部リンク:奄美市大浜海浜公園 | OHAMA SEA SIDE PARK 公式サイト (marutani-amami.com)

おすすめスポット③あやまる岬

見渡す限りの海と地平線が一望できる奄美大島のあやまる岬

あやまる岬は奄美十景と新鹿児島百景の1つに選ばれている景勝地です。ソテツのジャングル、トンパラ岩やサンゴ礁を一度に見ることができます。天気の良い日には青い海の向こうに浮かぶ喜界島も一緒に見ることができるかもしれません。また、あやまる岬にあるあやまるみさき観光公園では、芝スキー、ファンシーサイクル、サイクル列車、グラウンドゴルフといった様々なアクティビティを楽しむことができます。景色を見てゆったり過ごすもよし、公園で遊びつくすのもよしです。

外部リンク:あやまるみさき観光公園 (amamin.jp)

奄美大島で人気なのが、マングローブの森の中をカヌーで探検するツアーです。マングローブのトンネルをカヌーで進むと、奄美の自然と貴重な生物を間近で見ることができます。また、天然記念物のアマミノクロウサギや夜しか見ることができない動物、満天の星空を観察するナイトツアーも人気です。大小たくさんの洞窟がある沖永良部島で体験できるのが、洞窟の中を体験する「ケイビング」です。

奄美大島のマングローブ林 カヌー探検ツアー

おすすめスポット①黒潮の森マングローブパーク

大規模なマングローブ林の中をカヌーで探検できます。ツアーガイドが同行してくれるので、慣れていない方でも安心して乗ることができます。マングローブに生息する生き物はリュウキュウアユ、ミナミコツメツキガ二、シオマネキなどさまざま。運が良ければアマミノクロウサギの姿も見ることができるかもしれません。

外部リンク:奄美市の観光なら 黒潮の森 マングローブパーク (mangrovepark.com)

おすすめスポット②金作原原生林散策&マングローブカヌーツーリング

ネイチャーオフィスが行っているツアーでは、原生林の散策とマングローブ林のカヌーツーリングを一日中楽しむことができます。巨大な亜熱帯植物や奄美大島に固有の希少な生き物を観察できるツアーは3歳から参加可能なので、家族連れの方にもおすすめです。一日中は体力が持たなそう・・・という方には、原生林散策とカヌーツーリングどちらか一方だけのツアーもあります。

外部リンク:国内離島&エコツアー | ネイチャーオフィス (n-office.co.jp)

歴史文化を楽しむ体験

八月踊りや島唄、徳之島の闘牛、奄美大島紬、加計呂麻島の諸鈍シバヤなど、奄美の島々ならではの歴史や文化に触れてみるのも観光の楽しみです。奄美大島紬の泥染め・機織りや黒糖を使ったお菓子作りなどを体験してみてはいかがでしょうか。

おすすめスポット①鹿児島県奄美パーク

奄美パークは奄美の自然、文化、歴史などを学べる施設です。パーク内にある『奄美の郷』では、展示や映像を通して奄美の自然と暮らしの様子を知ることができ、大人も子どもも楽しめます。また、パーク内のもう一つの施設である田中一村記念美術館では、染色工として働きながら奄美の自然を描いた画家・田中一村の作品を常設展示しています。このように屋内施設が充実しているので、悪天候でも充実した体験が可能です。パークは奄美空港からバスで約5分ととても近く、展望台からは飛行機が発着陸する様子を間近に見ることもできます。

外部リンク:鹿児島県奄美パーク (amamipark.com)

おすすめスポット②奄美大島紬村

奄美大島の特産物であり、高級絹織物として知られる大島紬。奄美大島紬村では、大島紬の全製造工程をガイドさんの説明を受けながら見学することができます。また、泥染めで自分だけのTシャツを作ったり、手織り・着付けを体験したりと、貴重な体験を通じて奄美の伝統に触れることができます。希少性が高く、高級品のイメージが強い大島紬ですが、大島紬村のギャラリーショップには本格的な着物から気軽に使える小物まで、幅広く販売されています。ショップの利用は入場料が不要なので、お土産を探しに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。

外部リンク:大島紬村・大島紬製造工場観光庭園 (tumugi.co.jp)

映えるスポットで写真撮影

美しい海に囲まれた奄美では、どこに行っても絵になる写真が撮れること間違いなしです。

自然豊かな奄美大島はどこを切り取っても映画やドラマのワンシーンのような写真が撮れる

おすすめスポット

おすすめスポット①土盛海岸

空港から車で10分足らずの場所にある土盛海岸は、通称「ブルーエンジェル」。「奄美大島で一番美しいビーチ」との呼び声が高く、簡単にフォトジェニックな写真を撮影することができます。また、土盛海岸には青の洞窟と呼ばれるスポットがあり、写真撮影付きのシュノーケリング体験をすることができます。ただし土盛海岸は離岸流があり、沖に流されやすいので小さなお子さんは少し注意が必要です。

おすすめスポット②ハートロック

奄美大島 有名観光スポット ハートロック

潮だまりにたまった海水が美しいブルーのハートに見えるということで名付けられたハートロック。恋が実ると言われているパワースポットです。波の穏やかな干潮時しか見ることができないので、天候と潮見表の確認が必要となります。ハートロックを見に行くには細めの藪道を通っていく必要があるので、道に迷わないよう事前に調べることをおすすめします。

外部リンク:ハートロック あまみ大島観光物産連盟運営 | のんびり奄美 (amami-tourism.org)

おすすめスポット③加計呂麻島

加計呂麻島までは、奄美大島の古仁屋港から町営フェリーか海上タクシーで20~25分です。嘉入の滝や花富の木陰など、多くのフォトスポットがある加計呂麻島。島にあるデイゴ並木は、5月末頃に花を咲かせます。夕方になると美しい夕焼けを見ることもできるこのスポットは、「男はつらいよ 寅次郎紅の花」で撮影に使用されたリリーの家があることでも知られます。また、加計呂麻島では夜になると満天の星空を見ることができます。波の音を聞きながら天の川を眺めるという贅沢な時間を過ごしてみるのも良いかもしれません。

外部リンク:加計呂麻島へ | 奄美せとうち観光協会 公式サイト (setouchi-welcome.com)

奄美でおすすめのグルメ

鹿児島と沖縄の間にある奄美では、鹿児島と沖縄の両方の食文化の影響を受けた郷土料理が食べられています。その中から代表的なものを紹介します。

奄美大島は豊かな自然で育った食材がその季節毎にとれる 写真は見た目も鮮やかなオナガダイ

おすすめグルメ①鶏飯(けいはん)

奄美を代表する郷土料理が「鶏飯」です。鶏飯は、白いごはんの上に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、干しシイタケ、パパイヤの漬けもの、柑橘類の皮などの具材をのせ、鶏ガラたスープをかけて食べる料理です。

おすすめグルメ②ヤギ汁

「ヤギ汁」は沖縄の郷土料理ですが、奄美でも古くから祝い事の時などに食べられています。奄美群島の島民にとってヤギは貴重なタンパク源。栄養補給や滋養強壮食として食べられています。特有の強い匂いがあるため、好き嫌いが分かれますが、奄美に行ったらぜひ1度は味わってみてください。

おすすめグルメ③油そうめん(油ぞうめん)

「油そうめん」は、茹でたそうめんを豚肉や野菜と一緒に炒めた奄美の郷土料理です。沖縄のソーメンチャンプルに似ていますが、油そうめんは炒める時にだし汁を入れるのが特徴です。家庭でもよく食べられますが奄美の伝統行事「八月踊り」には欠かせない料理です。

おすすめグルメ④パパイヤ漬け

鶏飯の薬味として必ず添えられるパパイヤ漬け。奄美では若いパパイヤの実を漬物にしたものを、ごはんのお供やお酒のおつまみとして親しまれています。

おすすめグルメスポット①みなとや 鶏飯

鶏飯専門店のみなとやは、具材の乗ったごはんに鶏スープをかけて食べる今の鶏飯スタイルの元祖です。奄美空港から車で15分ほどの笠利町にあり、鶏の石像が目印です。メインの鶏飯はもちろん、白米・砂糖・サツマイモから作られる奄美のご当地ドリンク「みき」や、奄美群島だけで生産されている黒糖焼酎などもあります。

外部リンク:みなとや – 龍郷町その他/郷土料理(その他) | 食べログ

おすすめグルメスポット②喜多八

喜多八にあるのはおまかせコースのみ。奄美の郷土料理を存分に味わえる店として観光客にとても人気があります。ボリューミーな内容なので、満足できること間違いなし。ドリンクはアルコール類を含め飲み放題です。オープンする18時ごろに訪ねてみるのがおすすめです。

外部リンク:喜多八 – 奄美市その他/郷土料理(その他) | 食べログ

まとめ

今回は奄美観光の基本情報をご紹介しました。奄美群島の島々は、それぞれの個性的な魅力があり、たくさんの人気観光スポットやおすすめのアクティビティがあります。最近では、島々を飛行機で巡るアイランドホッピングも人気です。ぜひ奄美群島の島々を訪れてみてください。