【来島決定】【入場無料】気象予報士・森朗さんが奄美大島に来る!異常気象時代の暮らし方を語る特別講演会

気象予報士・森朗さんが語る「異常気象の時代の暮らし方」

朝、集落を歩くと聞こえてくる鳥の声。
雨上がりの森から立ちのぼる湿った空気の匂い。
夜になると、静かな闇のなかで息づくアマミノクロウサギの気配。

奄美大島での暮らしは、いつも自然と隣り合わせです。
それは観光パンフレットに載る「美しい風景」というだけでなく、日々の生活のなかで、肌で感じ、耳で聞き、体で覚えてきた自然でもあります。

しかし近年、その自然の表情が、少しずつ変わってきていると感じている人も多いのではないでしょうか。
「雨の降り方が昔と違う」「台風が強くなっている気がする」「暑さが長く続くようになった」そんな声が、奄美でも日常的に聞かれるようになりました。

この変化と、どう向き合っていけばいいのか。
そのヒントをくれる講演会が、奄美市主催で2026年2月1日(日)、笠利農村環境改善センター(太陽が丘内)で開催されます。アクセスも良く奄美空港から車で10分程度。当日の飛び込み参加も可能、奄美旅行のついでに立ち寄りも大歓迎とのことです。

Googleマップ

https://www.google.com/maps/place/%E8%BE%B2%E6%9D%91%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%94%B9%E5%96%84%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/@28.442545,129.697979,15.86z/data=!4m6!3m5!1s0x351fb9f373df0d95:0x8bcd0fbe3e72925b!8m2!3d28.4420039!4d129.6992217!16s%2Fg%2F113hmrtps?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MTIwOS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D

奄美市ホームページ

https://www.city.amami.lg.jp/norin/shisetsu/sonota/007.html


奄美市市制施行20周年記念講演会

「このままだと島に住めなくなる?! 〜異常気象の時代の暮らし方〜」

講師を務めるのは、テレビ番組『ひるおび』(TBS系列)などでおなじみの気象予報士、森朗(もり・あきら)さん
全国各地で講演を行いながら、気象と暮らしの関係を、わかりやすく伝え続けてきた人物です。

今回の講演は、奄美市市制施行20周年を記念して行われる特別企画。
「異常気象」という少し難しそうなテーマを、奄美大島という場所に引き寄せて考える内容になっています。


森朗さんが大切にしている「伝え方」

森朗さんは1959年東京都生まれ、兵庫県西宮市育ち。
大学卒業後は一般企業に就職し、経理や総務、営業といった仕事を経験しました。

その後、趣味だったウィンドサーフィンを通じて海と天気への関心を深め、1995年に気象予報士の資格を取得。
現在は気象会社ウェザーマップの代表取締役社長として、テレビ出演、執筆、講演活動など幅広く活躍しています。

森さんの話が多くの人に届く理由は、「専門家の視点」と「生活者の目線」を、同時に持っていること。
天気予報を「当たるかどうか」で終わらせず、「その情報を、どう使えば暮らしが守れるのか」というところまで、丁寧に話してくれます。

ウェザーマップ社 気象予報士一覧より

https://caster.weathermap.co.jp/mori-akira


奄美の森と生き物は、気象の影響を受けやすい

奄美大島は、亜熱帯照葉樹林が広がる、国内でも特別な自然環境を持つ島です。
アマミノクロウサギ、ルリカケス、オオトラツグミなど、ここでしか出会えない生き物たちが、森のなかで静かに暮らしています。

この豊かな生態系を支えてきたのは、温暖な気候と、豊富な雨。
しかし近年は、その「雨」が極端になり、短時間に大量に降る豪雨が増えています。

森の土が流れ、川が増水し、赤土が海へ流れ込む。
その影響はサンゴ礁や魚たちにも及び、結果として漁業や観光にもつながっていきます。

森と海、人の暮らしは、気象を通してひとつにつながっている——
そのことを、改めて実感させられる時代に入っているのかもしれません。


農業・漁業と「天気予報の使い方」

奄美では、サトウキビや果樹栽培、漁業など、自然と密接に関わる仕事が多くあります。
気温や雨量、風の強さひとつで、収穫量や安全が左右されることも少なくありません。

森さんの講演では、
「天気予報は未来を当てるものではなく、行動を考えるための材料」
という視点が紹介されます。

たとえば、雨が降るかどうかではなく、「どれくらい降るのか」「どの時間帯が危険なのか」。
台風が来るかどうかではなく、「いつ、どんな備えをすればいいのか」。

数字の裏側を知ることで、島の仕事や暮らしは、少しだけ安心に近づきます。


講演会の概要

日時:2026年2月1日(日)
開場 10:00/講演 10:30〜12:00
会場:太陽が丘 笠利農村環境改善センター
参加費:無料(予約不要)

主な講演内容

  • 近年の異常気象の傾向
  • 奄美大島・笠利地区の地域特性に即した気象リスク
  • 気象情報の見方・活かし方
  • 農業・漁業と気象の関係
  • 避難の判断と日頃の備え
  • 防災・減災を暮らしにどう取り入れるか

クイズ形式のコーナーもあり、子どもから大人まで楽しみながら学べる内容です。
事前に質問を募集しているので、「これってどう判断すればいい?」という日頃の疑問を直接聞くこともできます。


防災は「自然と距離を取ること」ではない

防災という言葉には、どこか「怖い」「身構える」イメージがあります。
でも、奄美の暮らしにおける防災は、自然から離れることではありません。

空の色、風の向き、雨の音。
そうした小さな変化に気づくことも、大切な備えのひとつです。

天気予報を見ることは、自然の声を“翻訳”してもらうこと。
それを上手に使うことで、奄美の自然と、これからも付き合い続けることができます。


これからも、この島で暮らすために

「このままだと島に住めなくなる?!」という問いは、不安をあおるためのものではありません。
自然を知り、気象を知り、備えることで、未来を選び取るための問いです。

奄美の森や海、生き物たちと同じ時間を生きる私たちにとって、
この講演会は、「暮らしを見直すきっかけ」になるはずです。

入場無料・予約不要。
奄美の自然が好きな人、島での暮らしを大切にしたい人に、ぜひ足を運んでほしい時間です。


問い合わせ先
奄美市笠利総合支所 地域総務課
TEL:0997-63-1111

奄美市笠利町公式Instagram 【@hello_kasari】

https://www.instagram.com/hello_kasari

森さんへの事前質問はこちらから!2026年1月19日まで

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